ISベース柱脚工法 Sシリーズ・Cシリーズ

工法:(一財)日本建築センター評定
材料:国土交通大臣認定

アイエスケー株式会社

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特長

保有耐力接合タイプの特長

高い柱脚耐力で安心・安全

保有耐力接合タイプは、柱材よりも耐力の大きい柱脚となっております。使用する柱材が決定すれば、使用するISベースも自動的に決定します。単純明快に、時間をかけずに柱脚の設計が完了します。

大型鋼管サイズにも適用範囲拡大

角形鋼管は□800、円形鋼管はφ900まで対応。保有耐力接合タイプはラインナップを拡充しました。幅広い商品をご提供します。

新しい鋼管材にも対応

新規に開発された角形鋼管の柱材に対応した保有耐力接合タイプを開発。従来品BCR295の板厚を厚くした鋼管材「JBCR295」にも対応。

優れた施工性を実現

従来の12本アンカーボルトタイプの柱脚に対して、8本アンカーボルトタイプの柱脚で保有耐力接合の条件を満足する施工性に優れた柱脚をご提供。

非保有耐力接合タイプの特長

柱脚を選べる自由設計

非保有耐力接合タイプでは適合サイズの中から、経済的かつ、剛性と耐力に優れた柱脚を自由に選択可能。従来の柱脚に対して回転剛性を約20%アップしました。

大型鋼管サイズにも適用

非保有耐力接合タイプは、角形鋼管は□800、円形鋼管はφ900まで対応。幅広い商品をご提供します。

高強度の材料にも適用可能

非保有耐力接合タイプ(SHU)は、角形鋼管SHC355、UBCR365、F値=385N/mm2及びCFTの柱材にも対応しています。

HHシリーズを追加

非保有耐力接合タイプに、H形鋼のHHシリーズを追加しました。

柱脚タイプ毎の耐力線図(イメージ図)

保有耐力接合タイプ
軸力0の時に保有耐力接合の条件を満足している柱脚の耐力線図です。
非保有耐力接合タイプ
設計応力に対応した柱脚の耐力線図です。

終局時耐力線図

柱脚の性能に応じた、ISベースの使い分けについて

柱脚耐力と柱材耐力の関係によって、柱脚は保有耐力接合、柱ヒンジと柱脚ヒンジの3つの性能を有しています。ISベースでは、柱脚の性能に応じて2種類のタイプを使い分けて対応致します。

柱脚と柱材の関係 柱脚の性能 使用可能なISベースのタイプ
Mu>Mpc×α 保有耐力接合 保有耐力接合タイプ
非保有耐力接合タイプ
(軸力>0)
Mpc×α≧Mu≧Mpc 柱ヒンジ 非保有耐力接合タイプ
Mu<Mpc 柱脚ヒンジ

Mu:柱脚の終局時耐力
Mpc:柱材の全塑性曲げモーメント
※ 柱材の基準強度 F値=235N/mm2の場合 α=1.3
柱材の基準強度 F値=295N/mm2以上の場合 α=1.2

ISベースの特長

立ち上げ部の寸法を
250mmまで確保可能

ISベースでは、標準の柱形鉄筋で、立ち上げ部の寸法を250mmまで保証します。250mmを超える寸法を確保される場合は、当社までお問い合わせ頂ければ、別途検討書を作成致します。

立ち上げ部

特別な施工技術を必要としない、
安全な施工品質

ISベースは、捨てコンクリートにアンカーボルトを据付ける際の架台(セットフレーム)は組立て済の上、現場に納品致しますので、特別な施工技術(溶接など)は必要なく、スピーディーな施工が可能となります。

確かな品質のベースプレートと
ベースモルタル

ベースプレートには溶接が良好なSN490Bまたは建築構造用TMCP鋼を使用しています。また、せん断力を確実に伝えるため、基礎とベースプレートの空間にISベース専用無収縮モルタル材(ISグラウト)を充てんし、基礎とベースプレートを一体化します。

柱形の寸法は拡大可能
(要検討)

ISベースでは、柱形の寸法を拡大することができます。ただし、カタログに記載の最大寸法を超える場合は、柱形主筋の鉄筋径本数が増加する場合があります。柱形の最大寸法を超える場合は、当社までお問い合わせ頂ければ、別途検討書を作成致します。

アンカーボルトは
シングルナット仕様

アンカーボルトの締付けはシングルナット仕様。ベースプレートからの突出し寸法が短くなることにより、柱周りの納まりが良好です。

アンカーボルト図

(ナット部分を土間コンクリート等で被覆されない場合はダブルナットまたは六角リングで戻り止めを施します。)

優れた
コストパフォーマンス

自社工場からの直送体制の確立により、流通経費など間接的な経費を極力省くことで、コストを大幅に削減。
ISベースは、コストパフォーマンスに優れた、露出型弾性固定柱脚工法です。

(一財)日本建築センターの評定(BCJ評定−ST0282-01)を取得したISベース柱脚工法

ISベースには、軸力0において保有耐力接合の条件を満足する保有耐力接合タイプと、柱材耐力より小さな耐力の柱脚ヒンジタイプがあり、実規模大実験により柱脚の安全性を確認しています。
一般評定を取得するに当たり、実施した実規模大実験のアンカーボルト本数-呼径と柱材(材質)の代表例を以下に示します。

ISベース柱脚工法
角形鋼管
8-M76 □650×650×40(BCP325)
8-M64 □800×800×25(BCP325)
12-M48 □550×550×16(BCR295)
円形鋼管
8-M64 φ900×25(STKN490B)
H形鋼
6-M48 H700×300×13×24(SS400)
4-M48 H600×200×11×17(SS400)

独自のBOP方式によるせん断力伝達性能

ベースプレート下面に突起を施したISベース独自のせん断力伝達機能BOP方式を採用しています。

ベースプレート下面写真ベースプレート下面(BOP溶接)

BOP方式
当社が独自に開発した「ベースプレート下面の突起によるせん断力伝達方式」

BOP

BOP方式では柱のせん断力はアンカーボルトを介さず、ベースモルタルを介して基礎コンクリートに伝達されます。

BOP方式を採用することにより、ベースプレートのアンカーボルト孔は、ボルト径プラス12〜20mmのクリアランスを設けることができ、鉄骨建方時の調整を容易にしています。

伸び能力に優れたアンカーボルトを採用

アンカーボルトの素材には、国土交通大臣の認定を受けた降伏比の小さなISベース専用材を(降伏比75%以下)採用しています。

ねじを軸部に直接転造する有効径ボルトは、軸径がねじ部外径より細いため、大きな軸部伸び能力※を確保しています。

※軸部降伏耐力に対するねじ破断耐力比1.45以上
(当社試験値より)アンカーボルト

ねじ部の変形が少ないため、軸部に大きい伸びが生じても、諸機能は低下しません。

M72アンカーボルト引張試験M72アンカーボルト引張試験

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