ISベース柱脚工法 Sシリーズ・Cシリーズ

工法:(一財)日本建築センター評定
材料:国土交通大臣認定

アイエスケー株式会社

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よくあるご質問

弊社へよく頂くご質問について、お答えいたします。
以下の内容について見つからない場合は、資料請求・お問合せよりご連絡下さい。

アンカーボルトセットの大臣認定番号がMBLT-0116,0144,0180,0181,0164と複数ありますが、どう違うのですか?

2社購買(朝日工業、JFE条鋼)を行っており、またアンカーボルトの製造は2工場(中島工場、前橋工場)で行っております。そのため、ミルメーカーと製造工場、製造するボルト径毎に大臣認定を取得しています。

認定番号 ボルト径 ミルメーカー・製造工場
MBLT-0116 M24~M48 朝日工業・アイエスケー中島工場
MBLT-0144 M30~M48 JFE条鋼※・アイエスケー中島工場
MBLT-0180 M24~M48 朝日工業・アイエスケー前橋工場
MBLT-0181 M30~M48 JFE条鋼※・アイエスケー前橋工場
MBLT-0164 M52~M76(大口径) JFE条鋼※・アイエスケー前橋工場

※JFE条鋼は、現JFEスチールです。

(総合カタログP.9)

アンカーボルトの材質を教えてください。

ISベースのアンカーボルトは大臣認定材であるため、JIS材のような材質はありません。
大臣認定材の名称は、ISB740C , ISB740E, ISB800Bを使用しています。

大臣認定材 ボルト径 ミルメーカー
ISB740C M24~M48 朝日工業
ISB740E M30~M48 JFE条鋼(現JFEスチール)
ISB800B M52~M76 JFE条鋼(現JFEスチール)
ベースプレートのミルシート(POSCO社)の材質が「PILAC SN325B」と記載されていました。
板厚が40mmを超える場合はTMCP鋼ではないのですか?

「PILAC SN325B」はPOSCO社(韓国鉄鋼メーカー)の大臣認定材の名称です。
鋼材としては、TMCP325Bになります。

ベースプレート上に取り付くナットは、ダブルナットではないのですか?

ナット部分が土間コンクリート等で被覆される場合は、土間コンクリート等がダブルナットと同等の戻り止め効果があるため、シングルナットでネジの余長が3山以上確保されていれば、機能上問題ありません。
土間コン等で被覆されない場合は、ダブルナットまたは六角リングで戻り止めを行います。ダブルナットの場合も、ネジの余長は3山以上必要です。

建築基準法施工令では、柱出隅部主筋の頂部はフックを設けるとしていますが、ISベースの柱形主筋はフックを設けなくてもいいのですか?
また、柱形頂部のフープ筋は二段筋にしなくてもいいのですか?

問題ありません。
柱形主筋は、頂部フックを設けず、また最上部のフープ筋は一段とする構造体での実規模実験により、耐力に問題の無いことを確認し、日本建築センターの一般評定を取得しています。

柱形主筋の定着部分は、カタログでは基礎の外側へ90°フックで定着されていますが、基礎の大きさ等の関係により基礎の内側に納めてもいいですか?

柱形主筋の定着部分において、定着方向は関係しませんので、基礎の内側へ納めても問題ありません。
ただし、地中梁やベース筋等の納まりが密になる場合がありますのでご注意ください。

カタログに記載されている柱形寸法・主筋径本数を変更することはできますか?

カタログに記載の柱形寸法は、標準の鉄筋径本数を使用した際の最小~最大柱形寸法を記載しています。柱形寸法と主筋径本数は、柱形がコーン破壊しないように設計していますので、原則として小さくしたり本数を減らしたりすることはできません。
また、柱形をカタログの寸法より大きくする場合は、検討が必要となりますので、弊社までご連絡ください。

設計ハンドブックP.16の標準柱形の適用範囲において、「上記に該当しない場合は、立上り検討が必要」とありますが、どのような検討が必要なのですか?

下記の条件に該当する場合、立上り部の曲げ検討が必要となります。
立上り部の曲げモーメントに対して、立上り部の曲げ耐力が上回るように鉄筋の径・本数を決定します。

①柱に対して、地中梁が取り付かず、立上り部の高さが250mmを超える場合

②地中梁天端が、柱天端より250mmを超えて下がる場合

※X、Yの両方向とも、片側に250mm以内に取り付く地中梁があれば、検討不要です。
※X方向は付いているが、Y方向は付いていない(若しくは下がって取り付く)場合は、Y方向に対しては検討が必要となります。

検討が必要な場合は、資料を送付していただければ弊社にて検討し、計算書を送付致しますので、ご連絡ください。

2015年度版黄色本より、「基礎コンクリートの破壊防止等の確認(割裂、剥落)」の項目が追加になりましたが、ISベースではこの項目について検討していますか?

BCJ評定ST0112-05,ST0282-01については、2015年版建築物の構造関係技術基準解説書(黄色本)の付録に示された検討式に基づき、評定で認められた計算式でカタログの形状寸法を決定しています。
よって、カタログ記載の標準寸法を守っていただければ、個々の検討は不要です。

(設計ハンドブック P.42)

2020年度建築物の構造関係技術基準解説書(黄色本)には対応していますか?
2020年度版黄色本の柱脚の設計においての変更点は、柱脚の設計フロー⑥⑭「基礎コンクリートの破壊防止等の確認」の項目について、条件が緩和されていることです。
この項目については、(a)縁辺の剥落、(b)立ち上げ部の割裂、(c)端部のせん断力による剥落の3点を確認する必要がありますが、2020年度版では、柱脚の基礎コンクリート立上り部が無い場合は、(a)縁辺の剥落と(c)端部のせん断力の検討を省略してもよいということになりました。
ISベースはこれらの検討を行ってから柱形寸法を決定しているため、2020年度版黄色本の技術基準に準拠しております。
BUS6(構造システム)の中で、柱脚を選ぶ際に「(ISベース品番)-1,-2…」と、数種類出てくるのですが、どう違うのですか?

柱脚サイズの後についてくる「-1」「-2」「-3」「-4」は、それぞれ柱のF値を表し、BUS特有の表記となります。

<SP,SHシリーズ>
-1 F値=235(N/mm2)
-2 F値=295(N/mm2)
-3 F値=325(N/mm2)
-4 F値=275(N/mm2)
<SHUシリーズ>
-1 F値=355(N/mm2)
-2 F値=365(N/mm2)
-3 F値=385(N/mm2)
H鋼でブレースが平面偏芯して取り付く場合は、必要な検討や注意点はありますか?

H鋼でブレースが平面偏芯して取り付く場合は、設計・施工上でそれぞれ注意点があります。

設計時は、ブレースの偏芯距離を考慮した上での耐力確認が必要となります。
BUILD.一貫(構造ソフト)以外の構造プログラムでは、偏芯した場合での計算はできないため、BUILD.一貫以外の構造プログラムをご使用の場合は、支援ソフトのISBCPをホームページからダウンロードしていただき、偏芯距離を入力していただいたら検討が可能です。

施工時は、H鋼でブレースが平面偏芯して取り付く場合、座金をベースプレートに溶接し、一体化する必要があります。

平面偏芯してブレースが取付く場合は、ブレースからの応力(曲げモーメント、軸力、せん断力)が片効きとなるため、割増し係数δにより設計しています。
ブレースからの応力が有効に働くため、ベースプレートと座金を溶接し、一体化することで割増し係数δを求めています。

(設計ハンドブックP.39,40)

構造ソフトにて柱に大きな引抜きが作用したため、BOP・摩擦によるせん断耐力以上のせん断力が作用し、せん断耐力不足のエラーが発生しました。どうしたらいいですか?

せん断力が作用する方向に、基礎コンクリートから連続してコンクリートスラブが存在している場合、抵抗面積を限定して、コンクリートスラブの支圧抵抗を考慮することができます。
抵抗面積は柱形状によって異なります。

柱形状 考慮できる抵抗面積
H鋼強軸方向 柱フランジ+ベースプレート板厚
H鋼弱軸方向 柱ウェブ×0.7+ベースプレート板厚
角形鋼管・円形鋼管 ベースプレート板厚

ISベースのせん断耐力はBOPによるせん断耐力と摩擦によるせん断耐力のどちらが大きい方で決定しています。コンクリートスラブによる支圧抵抗を考慮した場合は、BOPせん断耐力にコンクリートスラブ支圧によるせん断耐力を加算できます。

Qb(BOPせん断耐力)+(コンクリートスラブ支圧耐力)=せん断耐力

それでもエラーが出る場合は、スラブコンクリートのFcをアップしたり、H鋼の場合はスラブを高くするなどの検討が必要となります。
BUILD.一貫(構造ソフト)の場合は支圧抵抗も見ることができますが、BUILD.一貫以外の構造プログラムをご使用の場合は、支援ソフトのISBCPをホームページからダウンロードしていただき、スラブ高さを入力していただいたら検討が可能です。

(設計ハンドブックP.23、P.38)

柱脚と地中梁主筋等の収まりについて、詳細資料はありますか?

「配筋検討参考資料」に、柱脚ごとの梁幅の参考寸法と主筋本数、注意する梁成範囲を記載しています。
より詳細な資料をご希望の場合は、構造設計時に柱脚サイズと地中梁サイズをご連絡いただきましたら、個別に検討し、図面(断面図)を参考に提出させていただきます。
なお、弊社では受注時に地中梁主筋とアンカーボルトやフレーム材との当たりが生じないか配筋検討図を作成していますので、参考にしてください。

SPTシリーズ(準標準品)とは何ですか?

SPシリーズの一部柱脚について、アンカーボルトの定着長さを変更したシリーズです。
SPシリーズで検討時に、梁成によって地中梁の下端筋が下部ナットや定着版と干渉する場合に、ご使用ください。

SS3(ユニオンシステム、新製品未対応)を使用している場合、どうしたらいいですか?

SS3では、旧製品(BCJ評定ST0112-05)までの対応となるため、新製品(BCJ評定ST0282-01)は対応しておりません。新製品で設計する場合は、SS7にアップグレードをお願いいたします。

※ISBCP(ISベース設計支援プログラム)では構造計算はできません。

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